※季節やエリアにより取り扱いのない場合がございます。
※下記の記事は、複数ある熊本県産ベビーリーフミックスの生産者の中から株式会社 果実堂さんを紹介しております。


ハート形にもみえるかわいい葉はルッコラ。
「ベビーリーフ」とは特定の野菜ではなく、
発芽して10~30日前後の
「野菜の赤ちゃん葉っぱ」の総称。



果実堂さんは、熊本の阿蘇周辺に本拠地を置く新進の農業法人。グループ全体で約600棟のハウスを持ち、2005年の設立からわずかな間でベビーリーフ生産量日本一に。その背景には「食の安全」に対する深い想いがある。



取り組む野菜としてベビーリーフを選んだのはその栄養価の高さから。毎日少しずつ食べて健康になる、という点が予防医学的な考えと通じるため、ベビーリーフはさながら「食べる漢方のようだ」という。体によいものならば当然オーガニックで作る、という考えも必然的なのだろう。これらの考えは会社のスローガンである「健康のある場所。」にも表れている。




しかし設立当初は失敗や天災など苦難の連続だったそう。試行錯誤の末にたどり着いたのが、「経験や勘に頼らない農業」だ。これまでの研究サンプルは100を超え、徹底してデータ化することで、どんな場所でも土の特徴に合わせて栽培するノウハウがたまったそう。これによって農業未経験の人でも、野菜が育ちやすい環境を作れるようになってきたという。


特に重視しているのが水管理。水分が多すぎると湿害が起き、少ないと育たない。肥料の効き方も変わる。それだけ重要なので、土を握った感覚で水分量が何%かわかるように、何度も訓練するんだとか。その誤差なんと1%以内というから驚きだ。



収穫後のパッキングも自社で行うので、鮮度がよいうちにすぐ出荷できる。虫などが混入しないよう、最新鋭の機械を導入して選別を行っているが、最後は目視しながら1つずつパッキングをしていた。

「みなさんに安心して食べていただけるベビーリーフを、熊本からお届けします。」