この度の令和2年7月豪雨により被災された皆さま、ならびにそのご家族の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
皆さまの安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
この度の令和2年7月豪雨により被災された皆さま、
ならびにそのご家族の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
皆さまの安全と被災地の一日も早い復興を
心よりお祈り申し上げます。
うちは代々の農家ですが、母が障害者教育に携わっていたので、私は小さい頃から「農業」と「障害者」がとても身近でした。農業は耕作放棄地や後継者不足、障害者は働く場がないというのが大きな問題です。これを解決できる方法をずっと考えてきた結論が「農福連携」、つまり農業で福祉を行う、だったんです。
農業の基本は土作りですが、福祉も同じ。障害者一人ひとりに安定した生活を送れる環境を作ることが大事です。農業は作業のバリエーションが多いので、どんな障害を持つ人でも必ず得意なことが見つかります。仕事のマッチングができれば一人がすべてやるより作業効率が上がる。自分が社会の役に立つというやりがいが持て、働く意欲の向上にもつながります。
ここで一番大切なのが、オーガニック農業であることです。化学肥料や化学合成農薬に頼らないオーガニック農業は、その野菜を食べる人はもちろん、働く人も安心できます。安心して働けるからこそ、農家側も信頼して雇用できる。お互いにメリットが大きいんです。
今、全国的に耕作放棄地が増えています。田畑は荒れ、農村の美しい風景がどんどん失われている。私たちはそれを取り戻し、後世に残せる農業をやりたいと思っています。それはやはりオーガニックです。環境にも人にも優しい、みんなが幸せになれる農業を目指しています。
野菜を作って売るだけでなく、一般の方々が農業に触れ合える場を作ることも夢ですね。たとえば大都市近郊に農福連携のオーガニック農園を作り、誰もが土に触れてもらえるような……オーガニックであればアレルギーをお持ちの方々にも楽しんでもらえると思います。
オーガニックであること、福祉を活用すること、
この両輪でみんなが幸せになれる農業を目指しています。