普段はいけすを沖合の海中に沈めておくので、ぶりが本来好む中低層でゆったり遊泳。ストレスを感じにくく、健康的に成長します。
ぶりは、モジャコと呼ばれる稚魚から1年半から2年ほどで5キロ程度に成長します。水温が0.1℃違うだけでも体調が変化するほど、実はデリケートな魚なのです。
普段、養殖場のいけすは沖合の海中に沈める浮沈式になっています。それは、海面の激しい波や直射日光の影響を受けにくく、ぶりが好む中低層で遊泳することができるためです。
いけすの網は、放置しておくと海草類が付着して潮の流れを塞いでしまいます。常に網を洗うなどのメンテナンスを徹底することで、大量の酸素を含んだ新鮮な海水がいけす内に流れ込むようにして、ぶり本来の生育環境を目指しています。
湾の中では育ちにくいと言われているフジツボ。フジツボが成長するということは環境がよい証拠でもあります。
定期的に洗浄して修理修繕を繰り返し、丁寧に使います。