豊かな大自然のもと、きれいな空気とおいしい水、清潔に管理された豚舎ですくすく育つ豚たち。イオンの「うまみ和豚」は、国内約300にものぼる指定農場で生産されています。
豚はとても神経質できれい好きなので、ストレスや病原菌に弱く、デリケートなのです。そのため、生産農場の選定には行き届いた衛生環境に加え、防疫対策や地下水の水質検査、明確な生産体制など、イオン独自の厳しい基準を設けています。
一般的に豚肉は、繁殖性、産肉性、肉質に優れた豚を育てるために、3種類の品種をかけ合わせることがほとんどです。かけ合わせをすることで、親豚の良い性質をいかした豚になります。これを「雑種強勢」といいます。
うまみ和豚では父豚として、肉質に優れたデュロック種をかけ合わせ。赤身と脂肪のバランスの良い、やわらかく、ジューシーな肉の豚になります。
肥育後期の飼料に麦類(大麦・小麦)を多給。※
口どけの良い脂肪で、やわらかく、風味の良い豚肉に仕上げています。
※生後120日以降に、麦類・マイロ・米で10%以上配合。
イオンの「うまみ和豚」は、ロース・もも・うで肉など内側の細かい筋・骨を取り除く工程までをカット工場で行っています。
それによりパックセンターでの作業時間を短縮でき、菌の繁殖と鮮度が落ちることを防いでいます。
スピードが命の食肉加工において、すばやく確実に筋を除去するのは非常に高度な技が必要。
スキルアップ研修による専門の加工技術を習得し、熟練した職人の神業がやわらかく食べやすい豚肉を作るのです。
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放血・皮剥・洗浄・内臓処理などを済ませた枝肉。
カットまで冷やし込むことで鮮度を保ちます。 -
1本1本、職人の手作業で骨を抜きます。
低温環境の中、肉の鮮度を下げないようすばやく処理されます。 -
背脂を除去。ここで固い余分な筋や奥にある筋まで細かく取り除きます。
パワー・スピード・正確さ、高度な技術が求められます。 -
異物がないか金属探知機などで最終検査を行い、各パックセンターへ発送されます。
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身なりを整えて消毒をし、カメラで作業者の入室を確認しています。
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部位と用途別に機械がスライスしたお肉を小分けしたら、すばやくきれいにパック詰めをします。
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ラップと値札シールが貼られ、やっと見慣れた商品に。
パックセンター内も一定の温度で鮮度を保っています。 -
各店舗ごとにコンテナに仕分けされ、出荷を待つ「うまみ和豚」。
パックセンターから発送し、翌日には店頭に並びます。