01

大根は2cm幅の半月切り、にんじんは1.5cm幅の半月切りにする。

02

鍋につゆ(100ml)・水・①の大根・にんじんを入れて火にかけ、煮立ってきたら火を弱めてコトコトと20分程度煮込む。

POINT：

材料を下ゆでせずに、直接煮汁に入れて煮ることを、『直(じか)炊き』と言いますが、こうすると野菜の中までしっかりと味がしみ込みます。

03

ぶりを食べやすい大きさに切り、生臭さを消すためにつゆ(大1)を振りかけてサッとからめ(漬け込む必要はありません)、片栗粉をまぶしておく。

POINT：

ぶりをつゆ(本来は醤油)でサッとからめる(洗う)ことを『むら洗い』といいます。「むら」とは醤油の「むらさき」のことで、これは生臭味を取り除くためです。

04

②の大根が柔らかく煮えたら、7cm幅にぶつ切りにした白ねぎを入れて更に煮る。

05

④の白ねぎがしんなりしたら、つゆを残して具材をすべて器に取り出す。

06

⑤の残りのつゆを再沸騰させて③のぶりを入れ、途中灰汁をすくいながら中火で煮る。火が通ったら⑤の野菜の隣に添える。(ぶりを具材と分けて短時間で煮ることで、やわらかい仕上がりになります)

POINT：

片栗粉をまずぶことで表面にコーティングができ、煮過ぎずソフトな仕上がりになります。(魚は煮すぎると固くなります) 中まで味がしみ込まなくても、片栗粉がつゆの旨みを含んでくれてしっかりと味がつきます。